ワインの特徴
この地域のワインは、若く、適度な酸味と軽さがあり、フルーティーでフローラルな絶妙な香りが特徴です。トロンテス、ロウレイラ、ゴデージョ、アルバリーニョ、トレイシャドゥーラの各品種から造られる白ワインは傑出しており、トレイシャドゥーラはリベイロの女王と呼ばれています。繊細な味わいが心地よい感覚を生み出すだけでなく、魚介類やソフトチーズ、腸詰製品との相性も抜群です。リベイロの赤ワインは、原産地呼称の生産量の15%足らずですが、その需要は高まってきています。程よい酸味と赤や黒のベリー類、スミレ、バラの花びら、甘草を連想させる香りがあり、非常に濃厚で味わい深いワインです。肉料理、パスタ、キノコ、豆料理、シチュー、熟成チーズにぴったりです。最後に、最高のレーズンぶどう由来のモストから造られ、天然の甘みを持つトーストワインをご紹介します。希少で手間のかかるワインであるため、まさにワイン醸造学が生んだ宝石といえます。
リベイロのブドウ畑の中を歩く観光客
©
Asociación Ruta do Viño do Ribeiro
見どころ
リベイロ地域を特徴づける豊かな遺産:長年の歴史を誇る町に滞在し、村にあるバロックやロマネスク様式の寺院、カストロ、パソ(ガリシアの典型的な建物)、ユダヤ人街、穀物倉、クルセイロ(石の十字架)を見学しましょう。オークの木、栗の木、松の木が茂る森、川の渓谷、広大なブドウ畑から成る壮大な風景の中での散策を楽しめます。美味しいグルメ、そして、住民のおもてなしを体験できる地元の祭り。リバダビアの歴史祭り(8月最終週末、町が本物そっくりの中世の村になる)、オ・カルバジーニョのプルポ(蛸)祭り(8月第二日曜日)、レイロのブドウ収穫祭(8月最終日曜日)がおすすめです。各種スポーツ施設:ゴルフ場(サン・アマロ)やヨットクラブ(カストレロ・デ・ミーニョ)があるほか、乗馬(アルノイア)、ロッククライミング(カルバジェダ・デ・アビアとレイロ)、ハイキング、サイクリング、カタマラン、川沿いの散歩(コルテガーダ、アルノイア)を楽しみながら地元の市町村を訪れることができます。温泉療養リゾート(アルノイア、カルバジーニョ、ライアス・カルダリア、ベラン、プレキシゲイロなど)では、健康促進、ワインセラピー治療、リラックスやストレス解消のためのプログラム、その他のアクティビティを満喫できます。詳しくは各地の観光案内所にお問い合わせください。
リベイロのワインルートにある温泉療養リゾート
©
Asociación Ruta do Viño do Ribeiro
アクセス方法
リベイロのワインルートは、ガリシア州の南東部、オウレンセ県にあります。ワインルートの訪問に飛行機でのご旅行を希望されるなら、リバダビア(いわゆるリベイロの首都)から60 kmの距離にあるビーゴ国際空港と、110 kmの距離にあるサンティアゴ・デ・コンポステーラ国際空港をご利用いただけます。その後は陸路で、リバダビアを通過する自動車道A-52をご利用いただくだけで、オウレンセ市から28 kmのところにあるリバダビアに到着します。この自動車道は、マドリードまで続くA-6号線と接続しています。ポルトガルからガリシアに入るには、高速道路AP-9号線をご利用ください。電車でのご旅行を希望されるなら、リバダビアには鉄道駅があり、オウレンセ、ビゴ、ポンテベドラ(いずれもガリシア州)、サモラ、ポンフェラーダ(カスティージャ・イ・レオン州)、マドリードといった主要都市へ毎日運行しています。リバダビアにはバス駅もあり、オウレンセやビゴなどの都市行きのバスが毎日何本も出ています。アルノイア、ベアデ、ボボラス、カルバジェダ・デ・アビア、カルバジーニョ、カストレロ・デ・ミーニョ、センジェ、コルテガダ、レイロ、プンシン、オウレンセ、リバダビア、サン・アマロ、トエンが、このルート上にある自治体です。興味深い文化遺産(オウレンセ大聖堂やリバダビアの中世の石畳の通りは必見)に加え、自然ルート、温泉療養リゾート、宿泊施設(修道院や大修道院を含む)、レストランなど、このペ―ジのサイトマップを使って、リベイロのワインルート上にあるすべての目的地をご確認ください。
リベイロワインが注がれたグラスを持つ観光客
©
Asociación Ruta do Viño do Ribeiro