およそ6月21日から9月22日までは気温が上昇し、日が長くなり観光に適しています。スペインの素晴らしいビーチについては、皆さんもご存知だと思います。事実、私たちは日照時間が長く、世界でも最高のビーチのいくつかと、色鮮やかな家々が立ち並ぶ漁村に恵まれています。しかし今回は、パーティーや音楽フェスティバルなどに参加して、忘れられない夏の夜を過ごすことができる内陸部の魅力的な旅行地を紹介します。ここで挙げるスペインが夏の旅行先にぴったりな理由をぜひ参考にしてください。
山からの景色を楽しんで、高温を避けましょう。ピレネー山脈やロス・ピコス・デ・エウロパの峰々はスペイン北部に位置しており、山を楽しみたい人に人気のスポットです。マルチアドベンチャー・スポーツを楽しむなら、ガジェゴ川（アラゴン州）でのラフティングに挑戦した後、ラヌーサまで足を伸ばすことができます。エストレマドゥーラ州などの内陸部の天然プールに浸かったり、 アリベス デル ドゥエロ などの風景をボートに乗ってリフレッシュすることもできます。
夏の夜は気候が穏やかなので、街中の屋外で過ごしたくなります。企画・開催される独創的なプランとしては、コルドバのギターフェスティバルをはじめ、2,000年の歴史をもつ古代ローマ劇場が会場のメリダ古典演劇祭、クラナダのアルハンブラ宮殿といったモニュメントへの夜間ガイドツアー、マドリードのビジャの夏やバルセロナのグレックでの各種パフォーマンス、トレドなどの都市で行われるミステリー・ツアーなどがあります。
夏の一大イベントといえば、8月中旬のペルセウス座流星群（「サン・ロレンソの涙」）を見ることです。夏は空を見るのに適した季節であり、実際、スペインには世界でも有数の星空を見ることができる場所があります。おすすめの場所を紹介します。世界初の星空保護区に指定され、天体をテーマにしたカントリーハウスが設置されているラ・パルマ島では、専用のモニターで天体観測を行えるほか、すばらしいロケ・デ・ロス・ムチャチョス天文台の施設を見学することもできます。ほかにもスペインには、エクストレマドゥーラ州のモンフラグェ国立公園など、空を観察するのに最適な場所があります。
マドリードの動物園・水族館やバレンシアのオセアノグラフィックなど、スペインの動物園や水族館では、夏になると夜でも月明かりの下でさまざまな生物を観察できます。こうしたナイトショーは、テネリフェ島アデーヘにある世界的に有名なシアムパークなど、各地のアクアパークで開催されるほか、ポルトアベントゥーラ・ワールド（コスタ・ダウラダ地域）、テラ・ミティカ（ベニドルム市）、マドリードのワーナー・パーク、イスラ・マヒカ（セビージャ市）などのアミューズメントパークやテーマパークなどでも実施されています。
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