ビーチにいる父子

子供連れで楽しむスペインでのバカンス

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「触るな」という禁止表示のない博物館

子どもたちを説得して、家族旅行で子どもたちと訪問できる博物館に足を運ぶことは簡単ではありません。しかし、子ども向けに考えられたアクティビティがあり、体験型の展示が楽しめるとしたらどうでしょう。科学博物館は最適なオプションです。スペインには、例えばバルセロナにあり、ビッグバンへの旅や動植物の進化、またはアマゾンの生態系を再現する「洪水の中の森」などを提案する楽しさいっぱいのコスモカイシャのような例が数多くあります。それ以外の例としては、バレンシアの芸術科学都市にあるフェリペ王子博物館では、興味深い実験を行うことができます。アンダルシアでは、グラナダ科学博物館で人類のDNAを目にしたり、ジャイロスコープで遊んだり、「知覚の部屋」で光や音を体験したりできます。

テネリフェ科学博物館

スペイン北部では、ア・コルーニャ市に科学の家、ドームス(人類にささげられた世界初の体験型博物館)、そしてフィニステーラ水族館があります。そしてテネリフェ(カナリア諸島)には科学宇宙博物館があり、ここでは人体の仕組みから、星が形成される方法まで学ぶことができます。

おもちゃ博物館と味わう博物館

例えばマドリードの国立プラド美術館では、定期的に家族や子ども向けのアクティビティが開催されていて、子ども向けルートがあることをご存知でしたか?特に子どもたちが気に入る博物館もあります。例えばおもちゃ博物館です。スペインには、イビ(バレンシア州)のバレンシア州立おもちゃ博物館や、サルバドル・ダリのお気に入りのおもちゃがどれだったか知ることのでき、フィゲレスにあるカタルーニャおもちゃ博物館のような場所がたくさんあります。そして、子どもたちをとりこにする別のものは、お菓子です。スペインでは、国内最大のチョコレート博物館と言われているエステパ(アンダルシア州セビージャ県)のチョコムンドのように、分野別の博物館もあります。

マドリードにある国立プラド美術館での教育活動

テーマパーク&ウォーターパーク

「ジェットコースター」という言葉を子どもに伝えると、その顔に微笑みが浮かぶことでしょう。スペインでは、あらゆる興味に合わせた遊園地があります。その中でも最も知られているものは間違いなく、バルセロナから1時間のところにあるポートアベントゥーラ パークワールドでしょう。これは、ポートアベントゥーラ パーク(ヨーロッパでも最高級のジェットコースターあり)、カリブウォーターパークとフェラーリランドのアトラクションを含む複合施設です。マドリードでは例えば、ルーニー・テューンズの最も有名な人物のアクションを目にできる、ワーナー・パークを見つけることができます。他にも独自の遊園地について知りたいですか?たとえばベニドルムのテラ・ミティカ(地中海文化にささげられている)またはセビージャのイスラ・ミティカ(16世紀の街、アマゾンの密林や海賊たちの洞窟への旅)があります。夏に来て気分一新の体験をしたいという方もいるでしょう。ほぼ垂直のすべり台から、熱帯の魚のいる川や水上に浮いた市場または世界最大の人口波プールなどがある、ヨーロッパでも最大級で評価も高いシアム・パーク(カナリア諸島テネリフェ島)のような水中遊園地を試してみましょう。

ポートアベントゥーラ - ポートでのトゥトゥキ・スプラッシュ・アトラクション

動物とのふれあい

これから紹介する場所は、きっと気に入ってもらえるはずです。動物たちが野外で動き、象やサイがいる一角に入るなどの体験ができる素晴らしい自然環境を有した、カンタブリア州にあるカバルセノ自然公園です。他にも特におススメの動物公園はあります。動物園へのイマージョンコンセプトを実践し、アフリカのサファリへの旅を提案してくれるバレンシアのビオパークもおすすめです。山肌のハイキングで絶滅危機種となっているヨーロッパバイソンを目にできる、アラゴン州ピレネー山脈のまっただ中のバイオパークラクニアチャという提案も、非常に興味深いものです。そしてサメの間で眠るのは?ヨーロッパ最大の水族館バレンシアの芸術科学都市の海洋博物館オセアノグラフィコでは、家族で夜間散策することができます。忘れられない体験になります!

カバルセノ自然公園のキリン

自然の中での火山やその他の体験

絶景を通るルートはいかがですか? 例えば、テネリフェ島(カナリア諸島)は、スペイン最高峰のテイデ山や地球上でも3番目に高いところにある火山構造物を目にできる、火山にあふれた島です。まるで月の上にいるような感覚になります。ケーブルカーで登り、テイデ天文台のガイドツアーに参加し、夜間は天体観測活動を行います。せっかく島にいるので、ついでにクジラやイルカの観察エクスカージョンにも登録しましょう。スペインのさまざまな場所では、森の真ん中で冒険できる公園を目にすることができます。他にも独自なアイデアがありますか。アリベス・デル・ドゥエロ自然公園やサナブリア湖自然公園で環境にやさしいクルージングを行うことです。後者では、国際生物学ステーションの生物学者ダイバーといっしょに水の下にもぐったり、リンゴ酒の試飲をしたりできます。

テネリフェ島のテイデ国立公園にいる家族
テルエルの古生物学博物館にあるティラノサウルス・レックス

恐竜の足跡を探して

1億5000万年前にこれら巨大動物がスペインを闊歩しており、近くで目にできる数多くの足跡を残しました。ラ・リオハ、ソリア、アストゥリアスやテルエルの各県などが、スペイン国内でそれを行うのに最適の場所です。テルエルには、地域全体に分散した7つのセンターから構成される巨大なテーマパークディノポリスがあります。これら巨大な動物の等身大複製や、ヨーロッパ最大の恐竜トゥリアサウルス・リオデウェンシスの骨格を目にすることができます。 ソリアラ・リオハでは足跡ルート全てを家族全員で踏破したり、教室博物館やアドベンチャーパークに行ったりできます。そしてアストゥリアス州には恐竜の足跡の形をしたジュラ紀博物館があり、海岸から眺めたり、子ども向けプレイゾーンを楽しんだりできます。古生物学者になった気分がするでしょう。

テーマのある列車

子どもと楽しみ、そして多くの場合大人も楽しめる別の方法は、観光列車に乗るというものです。スペインには、トランスカンタブリコ号やアル・アンダルス号のように数日かけて走る豪華列車もありますが、ここでは俳優による寸劇があるので子どもたちが気に入るものをいくつかおすすめしたいと思います(全てマドリード発で、日帰りです)。まず、近くのアランフエスの町や王宮まで連れて行ってくれるイチゴ列車では、その途中で当時の服に扮した添乗員がイチゴを渡してくれ、試食できます。また、アルカラ・デ・エナーレスまで向かう間に、有名な作品「ドン・キホーテ」の最も有名なくだりのいくつかが上映されるセルバンテス列車もあります。他にもオプションがあります。国王フェリペ2世の宮廷の人物に扮した役者とともにサン・ロレンソ・デ・エル・エスコリアルまで行くフェリペ2世列車や、長年の歴史を持つ街を発見し、中世やトゥルバドゥールの時代に旅する楽しい方法であるシグエンサ中世列車です。

 イチゴ列車

一日農家体験

カントリーハウスや農場で数日を家族で過ごすというのはいかがでしょうか? アグリツーリズムの興味深い体験ができる地方をいくつかおススメできます。例えば内陸のナバラ州では、畑の手入れを行ったり、穀物の栽培方法を目にしたり、森の実を見つけたり、羊乳を絞ったりなど、さまざまなカントリーハウスの体験を行うことができます。スペイン北部のバスク州では、農場に家族で数日間滞在し、ワイナリーやシードル専門店、チーズ工場などをオーナーに案内してもらうことができます。アストゥリアス州ではリンゴ酒地方を巡って、工芸品や宝石、材木などの工場に足を運ぶことができます。セレス・エコツアーのウェブサイトでは、スペイン全体における持続可能な数多くの農村アクティビティについて知ることができます。

牝牛に寄り添う女の子。アグリツーリズム

興味深い場所

西部劇の主人公に変身するのはどうでしょうか? 「荒野の用心棒」のような伝説的な映画の舞台となったアンダルシア州アルメリアでこれは可能で、今日ではオアシス・ミニハリウッドやフォート・ブラヴォのようなテーマパークのように、家族全員を西部の荒野に連れて行ってくれる村々があります。そしてマドリードにも町全体が子ども向けの場所があるとしたら、いかがでしょうか? 巨大な閉鎖空間で、子供たちが消防士、ジャーナリストやミュージシャンなどになるミクロポリックスです。他にも、マドリードの近くにはヨーロッパパーク(ヨーロッパ各地のモニュメントの複製あり)やボスケ・エンカンタード(魅惑の森、300以上の植物の彫刻あり)があります。そしてバルセロナでは、スペイン村が実寸大でスペイン各地のモニュメントや通り、そして広場を再現しており、職人の手作業を目にすることができます。

マドリード州トレホン・デ・アルドスにあるパルケ・エウロパ

家族観光の認証つきの目的地、宿泊先とアクティビティ

これ以外にも、例えば家族向けに特に対応したクルージングのように、具体的な目的地、宿泊地またはアクティビティをお探しでしたら、家族観光の認証を得たさまざまな提案のあるこのサイトをご覧になることをおすすめします。例えば、数多くのレジャーや広い砂浜のあるビーチを目的地としてお子様との旅行をお考えの場合、例えばラス・パルマス・デ・グラン・カナリア(カナリア諸島)、モハカル(アンダルシア州)、カラ・ミリョール(マヨルカ島)またはアルカラー・デ・シベール・アルコセブレやペニスコラ(バレンシア州)などの場所をお勧めします。これらのアイデアにより間違いなく、家の王様たちのニーズに確実に応え、スペインでの滞在が最も心落ち着くものとなるでしょう。

ジローナ県フォスカの洞窟にいる子どもたち
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