青い風景:信頼、安全、安定の色。静けさを届けるもの
「…このように 水に沈んだ 青空のあいだにおれたちの眼は ぼやけかすんで やっと気がつくのだ 力強い大気と 海の中の鍵に」パブロ・ネルーダ作「百の愛のソネット」。空と溶け合う場所で視界から消えてしまう、果てしなく続く海を目の前にして。深い呼吸。平安。バレンシア州にあるコスタ・ブランカのビーチでは、ヨガや瞑想の実践がますます盛んになっていることはご存じでしたか? ターコイズブルーの水をたたえるバレアレス諸島の入り江は、明らかに、静けさを伝える風景の一例といえます。コスタ・デ・ラ・ルス(アンダルシア州南部)は、ひときわ青い空やリラックスできる広大なビーチで有名です。バルセロナのような大都市を訪れる場合でも、青が支配するパノラマ風景をご覧いただけます。晴れた日には、カルメル要塞やティビダボ遊園地にある展望台まで行って、無限に広がる青色にひたりましょう。こういった感覚は、ガリシア州ではさらに強まります。いくつかの灯台を訪問すれば、古代、フィステーラ岬が世界の果てとみなされていた理由がわかるでしょう。