グルメの選択肢
バスク州のこの地域に旅行すると、地元の特産品に関連するアクティビティをいくつか楽しむことができます。たとえば、中世以来、毎週水曜日に開かれているオルディシア市場に行けば、トマト、レネット種のリンゴ、キノコ類、フダンソウなどが売られているほか、そうした農産物の生産者本人に会うこともできます。ほかのアイデアとしては、デリカトゥスを訪れてみるのもよいでしょう。この施設は食生活とグルメをテーマにした博物館兼ビジターセンターで、オルディシアにあります。チーズ工場の見学もスケジュールに加えておきましょう。世界有数のチーズと考えられている、あの有名なイディアサバルチーズをテイスティングすることができます。このチーズの名前の由来となったイディアサバル村まで足を運び、テイスティングもできるビジターセンターを訪れてみてはいかがでしょうか。グルメのエクスペリエンスをもっと味わいたい?ゴイエリの歴史遺産を象徴するようなスポットに行けば、タロス(とうもろこし粉のクレープ)の作り方を学べます。そのスポットとはイガルサ史跡群の中世の粉挽き場のことで、ベアサインという町にあります。史跡群の見学コースには、宮殿、人里離れた礼拝堂、鍛冶場、橋、木造ダムの遺構が含まれます。なお、この木造ダムは16世紀に作られたもので、ヨーロッパでは唯一の遺構です。家族旅行の場合は特に貴重なエクスペリエンスになるでしょう