バルセロナ水族館

全部で14槽ある水槽は、それぞれ地中海の異なる海域に対応しており、その海域を象徴する生物種が飼育されています。また、水槽の間を縫って進むと、エブロ川デルタ地帯やマデス群島の模型を観察できる他、オセアナリオを横切る、全長80メートルのアクリル樹脂製トンネルを散策すれば、まるでサメの群れに混ざって泳いでいるような感覚におそわれて驚かされます。

オセアナリオはバルセロナ水族館最大の水槽で、ヨーロッパヘダイ、ウツボ、マンボウ、エイに加え、オオメジロザメとメジロザメという2種類のサメが棲んでおり、これらのサメはバルセロナ水族館の真の主役となっています。 熱帯の水槽（息をのむようなサンゴ礁があります）やテーマ別の水槽、インタラクティブな水槽まであります。3階に設置されている「水の惑星」では、凍えるような寒さ、深淵の暗闇、熱帯の温かい海水といった、水環境にある多種多様な条件に適応した生物の数々に出会うことができます。小さな子供を対象としたキッズコーナー「探検しよう！」には、50を超える数のインタラクティブな展示物があり、地中海沿岸の3種類の自然環境、すなわち、エブロ川デルタ地帯の湿地、コスタ・ブラバの一角、マデス群島の水中洞窟を、触って、見て、聞いて、調べて、発見することができるようになっています。