カウコス・デ・ユステでは、木製のバルコニー付きの家やアーケードがある楕円形のドン・ファン・デ・アウストリア広場、スペイン広場、そして和やかな雰囲気のチョロス広場が、3大必見広場として挙げられます。15世紀に建てられたヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アスンシオン教区教会は、この地域で最も複雑で興味深い教会の一つです。
しかし、クアコス・デ・ユステの魅力の多くは、自治体内にあります。そこには、エル・サルバドール、ラ・ソレダッド、サンタ・アナの礼拝堂があります。また、ラス・オジャスなどの美しい山峡が通るトルマントス山脈、サルバドール山脈とサン・シモン丘陵のくぼみにあるグレドスの麓に位置するガルガンタ・デ・クアコスも必見です。また、ユステの修道院も特筆に値します。15世紀には、教会と最初のゴシック様式の回廊が建設されました。そして16世紀には、最初の回廊の東側に2つ目のルネッサンス様式の回廊が建設されました。皇帝カルロス1世が息子フェリペ2世に王位を譲った後、晩年をそこで過ごしたという事実により、国際的に知られるようになりました。彼のために、修道院の南側に小さい簡素な宮殿が建てられました。ジェロニモスの隠修士は、修道院内に住んでいます。