セルバンテス生家博物館

この建物は世界文学の巨匠のひとりが育った環境を再現しています。ユネスコの世界遺産に登録されているアルカラ・デ・エナーレス市の歴史地区にあります。

この家で、不朽の小説「才知あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」の作者、ミゲル・デ・セルバンテス・サアベドラが生まれ、その幼少時代を過ごしました。家の中に入ると、その当時を連想させる雰囲気によって16世紀から17世紀の時代へ旅をしたような気分になります。階下では家族の日常生活が繰り広げられ、手仕事部屋、台所、食堂、女性用応接間そしてセルバンテスの父親の職業であった外科医の診療室などがあります。上階はサロンや寝室となっていました。現在も博物館にはその当時の家具、陶器、版画や絵画の重要なコレクションと貴重な文献が保存されています。