リベラ市場

1929年に建てられ、総面積が10000平方メートルにもおよぶ、ヨーロッパ最大の屋根付き市場です。

オリジナリティー溢れるこの食品市場は、ビルバオ河口に臨む旧市街の真ん中にあります。機能性が重視されていることが一目でわかる、折衷的で壮大なスタイルが特徴です。内部構造には柱がなく、完全なオープンスペースで、とりわけ照明に重きが置かれたデザインといえます。天窓から差し込む陽光が、半透明な素材でできた床を通り抜け、建物全体を自然な明るさで満たしています。リベラ市場の外観には、ステンドグラス、格子、花柄の彫刻をはじめ、さまざまな飾りの要素が混在する、変化に富んだアール・デコ調の装飾が施されています。また、ウィンドウディスプレイの美しさもさることながら、美味しい魚介類に舌鼓を打てる点も忘れてはいけません。