ミラベット城

アラブ起源でその後テンプル騎士団の所有物となり、非常に保存状態の良いこの中世のお城は、巨大な守護聖人としてエブロ川の河畔に建っています。

1153年の征服後テンプル騎士団が保有した難攻不落のミラベット城は、2つの壁の間にある内部通路で分けられ、要塞化された二重区域から構成されています。外部は一周600mほどで、内部は一周290mです。内部空間は練兵場と守備隊室から成り、さまざまな付属施設（寝室、馬小屋、食堂、小屋、穀倉やワイナリー）で囲まれていました。その中でも際立つのが、鉄のアーチのある門から入ることができるサロンと、サン・マルティに捧げられたロマネスク様式の教会（13世紀）です。教会には、身廊が1つで軽く尖った筒形ヴォールトと半ドームのある後陣が備わっています。外部空間は馬小屋、水槽やサン・ミケル礼拝堂からも構成されています。