国立カルコグラフィー

グラフィックアートの保存・促進・普及を目的としています。

国立カルコグラフィーは、啓蒙政治の枠組みから生まれた版画制作の重要なプロジェクトに着手するため、1789年に設立されました。他にも、この機関には、王令により線刻された銅板をすべて集め、保管し、改めて刷る義務もありました。王立サン・フェルナンド美術アカデミーの本部に置かれる、この国立カルコグラフィーの最も貴重な作品は、フランシスコ・デ・ゴヤがエッチングで刻んだ銅板で、世界の版画史の頂点となる作品です。ここでは、世界の銅版画の原版を集めた最高かつ最大のコレクションを所蔵しています。