MUSS。聖週間と太鼓祭りの博物館＜ラファエル・サンチェス・オルテラーノ＞

エグジット・アーキテクツが手がけたこの前衛的な建物の外装には、由緒あるルミアレス伯爵邸のファサードの一部が再現されており、そこに描かれる独特なコントラストはひときわ目を引きます。

同博物館は、2,160平方メートルもの展示用の面積を誇り、エジンの有名な太鼓祭りや聖週間の宗教行列を紹介するいくつもの展示室を有しています。展示室では、彫刻群やドキュメンタリー映像、体験型の展示から、巨大な太鼓の内部をスクリーンとして利用した上映室や彫刻工房を再現したものまでを見ることができます。 また、MUSSでは、旧エジン地方博物館が所蔵していた考古学や民族誌学のコレクションも展示されており、さまざまな時代や文明に属する300点を超える歴史的遺物を鑑賞できます。なかでも、先史時代と新石器時代に由来する遺物が際立っていますが、これらはフエンテ・デ・イッソやペデルナローソといった地域から出土したものです。また、青銅器時代のほか、フェニキア人の時代、イベリア人の時代、ローマ人の時代の道具やその他の遺物も注目に値します。